2015年10月16日金曜日

マイナンバートピックス20151016

小規模企業、マイナンバー簡単管理 SATO社労士法人
 SATO社会保険労務士法人(札幌市)は社会保障と税の共通番号(マイナンバー)の運用開始に向け、零細企業が従業員のマイナンバーを簡単に収集・管理できるキットを発売する。紙の書類だけを使い、パソコンがなくても手書きして袋に入れて手続きが完結するのが特徴だ。
 1つのキットにはマイナンバー制度の解説書のほか、10人分の必要書類が入っている。従業員は用紙に指示書通りに書き込むなどして勤務先に提出するだけで、マイナンバーの収集作業が完了する仕組み。全国には労務管理の専用システムなどを導入していない小規模企業が多い点に着目。
 20日前後からアマゾン・ドット・コムと文具通販のアスクルのウェブサイトなどで発売する。価格は5000円。

 書き込み済みの書類は企業が社内で保管することも可能だが、SATO社労士法人は書類の写しを管理したり、写しを使い社会保険・労働保険の手続きを代行したりする有料サービスも始める。セキュリティーの高いシステムでマイナンバーを管理し、雇用保険被保険者資格喪失届の発行などマイナンバーを記載しなければならない場合に企業は社労士に任せることができる。

マイナンバー、札幌市も住民票に誤記 機器の操作ミスで


 札幌市厚別区役所が誤ってマイナンバーを記載した住民票2枚を住民の女性に交付していたことが15日、区役所への取材で分かった。職員による機器の操作ミスが原因で、交付前の確認も不十分だった。住民票の提出先が気付き、発覚した。

パナソニック、中小のマイナンバー対応支援 スキャナー発売

 パナソニックは中小企業向けにマイナンバー対応支援を始める。11月に新型のドキュメントスキャナーを発売し、読み取った個人情報などを子会社が運営するセキュリティーに配慮した文書管理システムで管理する。マイナンバー制度への対応が遅れる中小企業に新機種を売り込み、現在数%の業務用ドキュメントスキャナー市場でのシェアを2018年度までに10%に高める。
 新商品のスキャナーはA4サイズの資料を1分間に85枚読み込み、電子化できる。従来機種より読み取り速度が早く、約4割の大きさに小型化した。価格は18万円(税別)。業務用はこれまでA3サイズ対応の高価格帯機種(約50万~160万円)の販売が中心だった。マイナンバー制度で、中小企業向けの需要が増えるとみて小型の高付加価値商品を拡充する。
 スキャナーで読み取った情報は、子会社のパナソニックソリューションテクノロジーが運営する文書管理システムで管理する。内容の検索が簡単にできる光学式文字読み取り装置(OCR)などとセット(約188万円から)で売り込む。


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