税と社会保障の共通番号(マイナンバー)制度の柱になる「マイナンバーカード」を巡る混乱が続いている。現在の交付数は申請数の45%。原因は様々だが、総務省、自治体、天下り先の特殊法人にまたがる行政の複雑さが責任の所在を曖昧にし、拙い対応につながった面も大きい。
「なんやこれは」。マイナンバーカードの交付窓口を訪れた男性が憤然と席を立つ。カードを受け取りに来たのに交付システムがエラーばかり起こしたからだ。神戸市ではカード交付が始まった1月以降、こんな光景が数百回以上繰り返された。似たようなトラブルは全国各地でも相次いだ。
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